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★「GS世代」に続く国作りの危機

2021年6月 5日

今年の新成人は122万人だったが、20年後の2041年の新成人は40万人以上も減り80万人を割り込みそうだ。
しかもその後もこの数は減り続ける可能性が強い。コロナは日本の国力の衰退を一層早めてしまったことは間違いない。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で少子化が一気に進んだ。
厚生労働省の統計などを基にした推計によると、2021年の出生数が過去最少を更新し、通年で戦後初めて80万人を割り込む可能性が出てきた。
コロナ禍で出産控えや婚姻先送りが相次いだとみられる。
短期的にこの時期に妊娠、出産は避けたいという心理が働いたことも想像できる。また経済的な不安もあり結婚、出産、育児をためらう気持ちも理解できる。さらに長期的に考えてこの国の将来に対する悲観論もこの数字に表れているかもしれない。
出生数を増やすためには子育て支援や育児休暇など社会整備が必要なのは当然だが、それだけで子供をつくる気になるかは疑問だ。親になる若者自身が今の世の中に満足し未来に期待が持てるか、努力すれば報われると思うか、といった希望があることこそ一番大切だと思う。
一刻も早くコロナを克服し未来の国つくりの方向を指し示せるか。極めて政治の問題であると考える。
「GS世代」の次の世代の未来がかかっている。   (西村晃)